2024
16
Oct

ぼくの芸術

ぼくは狂ってしまいたい

毎日が非常事態です。非常事態宣言。マーシャルロー!戒厳令でぼくを保護してくださぁい!(何らかのポーズを決めながら)ぼく性年将校!

知人が運営するギャラリーで、月刊MahitoXと銘打って、毎月展示をする予定を組んでおりました。組んでおるというか、急に決まった話なんですけど。第一弾は8月に、俳句+チェキ写真の展示を行いました。

しかし9月も10月も、結局開催はできておりません。

フォトログや各種SNSをご覧の方はご存じかもしれませんが、今の病気になって最悪のレベルで体調が悪すぎて、入退院を繰り返したり、日々血反吐を撒き散らしている状況なんですよ。血反吐って、俺は往年のナガブチリリックか!って感じですけど。

またこれも夢織になって初レベル、最悪最強レベルの貧乏状態に陥ってしまっていて、創作どころじゃないというのが、正直な感想です。

やっぱりゲージュツってのは、衣食住+健康が担保されて初めてできる行為なんですね。そう思うと、後世に名を残した狂ったアーティストって、本当に凄いなとリスペクトするしかありません。

有名どころではゴッホとかムンクとかね。他にもいっぱい狂っちゃってる系、マッドアーティストはゴロゴロ存在してます。俳人の種田山頭火も相当ヤヴァイ生涯を送りましたよね。

人間としての生存よりも内面にある何かをカタチにすることを優先した芸術家こそ、本来の意味でのアーティストなんじゃないかと思っています。

その境地にはぼくは絶対に辿り着けないなぁと、自分の三流具合に悲しくなっています。

9月は写真と動画を融合させたムービーをギャラリーで流す予定でした。こいつは完成しているんですけど、体調が悪すぎて在廊はもちろん、搬入搬出に向かうこともできない状況で断念しました。

10月は、ここに掲載している「今日のオカズ・プロジェクト」を展示予定でした。以前このブログでも何枚か載せた創作をブラッシュアップし増やしたものです。これも体調的不調と治療費の増大で、ギャラリーまでの電車賃すらない困窮具合でムリでした。残念。

大学生の頃、ぼくは狂った作家に対しては懐疑的だったんですよね。狂気と創作の関係性を、感情的に否定していました。高校生までは学術的・体系的に文学を含む芸術を学んだ訳ではなかったんです。芸術大学に進学して、初めて狂気を孕んだ芸術にきちんと触れたんですよ。

いわゆるキチガイ童貞(いわゆる?)であり、大学生でのキチガイデビューです。だもんで童貞特有のセンチメンタリズムで、ぼくは生理的に、狂気と芸術の関係性を嫌ったんですよね。

でもあれから歳月と呼んでも構わない月日が流れて、狂ってまでも己のアートに奉じる生き方を選んだ先達を、尊敬せずにはいられません。

狂いたくても狂えない奴! 笑いたくても笑えない奴!泣きたくても泣けない奴!そういう二束三文でありきたりのカオスにブチ込まれたぼくは、狂うことは出来るのでしょうか?

狂いたいのです。ぼくは狂ってしまいたい。







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