待望の駅弁。
一つで十分だったと後悔。
旅が好きです。ご存知の通り夢織生活者になる前の職業は旅人でしたから。プロの旅人。松尾芭蕉に「漂泊の思ひやまず」ってリリック教えたのぼくだし。旅に出たい。できれば海外に行きたいけれど、もう国内でもいい。しかしこのご時世、無理無理ムリッシング。そもそも夢織なのでカネがない。文無しで出かけてオニギリもらって、画伯~って追いかけられるような旅は令和にゃ無理だし。
なのでバーチャルトリップに出かけました。別にクスリでラリったワケではありません。旅といえば駅弁。エロい意味ではなくエキベン。下痢のことじゃねぇよ!小学生か!駅弁食いながら、車窓とか旅系の番組を見てお出かけ気分を味わうという魂胆です。
駅弁ってね、ぼくは駅弁マークがついているモノ以外は認めません。ラッパのマーク以外認めないのと同じです。最近じゃ駅でも平気でマークなしの弁当売ってますけどね、そんなのあたしゃ認めないよ!って感じです。駅弁食って旅気分。しかしね、駅弁マークの弁当なんか、新大阪まで行かないと買えないんですよ。
遠い。
The 遠い。
玄関から新大阪の弁当売り場まで、30分くらいかかります。一番遠く感じるのは自宅から最寄り駅の数分間。あと大阪駅の乗り換え。そもそも淀川を越えるってのがメンタル的にキツイ。この「淀川を越えると遠い」という感情に、誰か名前を付けてくれませんか?ミナミに住んでる人間みんなが抱いてる、やるせないこの気持ち。淀川症候群。雛見沢症候群みたいな感じ。どんな感じだよ?
行きたくねぇなと思ってググったら、難波の高島屋に駅弁の老舗「淡路屋」が入ってるのを知りました。あれ?もしかして高島屋で駅弁マークの駅弁買える!?
買えました。腹ぺこ青虫だったので、二個も買いました。
帰宅して風呂に入ってビールを飲みながら、駅弁開封。プライムビデオで「にっぽん鉄道風景」って番組を見ました。これで旅気分だ!って思ったけど、この番組めちゃくちゃ酷かった。専門学校の一年生がGW明けに提出した初めての課題みたいなレベル。完璧素人仕事。だけどその素人具合が逆に良かった。一応プロっぽいナレーションはついてるけど、鉄ヲタが撮ったような車窓が延々映るだけの番組。笑った笑った。ところが2話から急にプロっぽくなって、逆につまんなくなった。たぶん1話作ったヤツ怒られたんだろうなぁ。
2話に矢野直美さんが出てた。大好きなんだよなぁ。たぶん10年くらい前の彼女なんで、もう40歳なんかとっくに過ぎてる筈なんだけど、超可愛い。ぼくのような老人になってくると年上の女性って基本的に魑魅魍魎なんだけど、この人に関しては本当にキュートでバツ3になるの覚悟でお嫁さんに迎えたい。結婚してるのかな?してるだろうな。してても関係ないけどな。年上の女房は金の草鞋をはいてでも探したい。今54歳なの?今の姿はググらないでおこう。
空腹で買い物するとダメだな。弁当二個も食えるほどヤングなストマックはもうない。弁当食べてから12時間経過してるし胃薬も飲んだけど、まだ満腹で気分悪いわ。