2025
12
Jun

ぼくの芸術

AIと想像力

宇宙戦艦ヤマト2202で、地球と同盟関係を結んだガミラスのバレル大使が「人間の想像力に限界はない」と古代に話すシーンがあります。この時点では謎だったテレザートについて説明する場面です。

果たして、本当に想像力は無限なのでしょうか?

想像力には限界があるように、ここ数年ずっと感じているぼくには、その台詞は妙に引っかかりました。

想像力は自ら育んで強くなる力だと思うんですよ。安易にあらゆるデータが提示される現代では、想像力を培うチャンスが激減しているように思うのです。

これ教員時代に然るべき勉強会で真面目に発表してド顰蹙を買ったのですが、中高生がネットで手軽に、そして多くの場合違法に手にしたエロ動画でシコっているから、想像力が貧困になるんだと思うんですよ。

最も想像力の翼を広げやすい、それも未来に向かって羽ばたける時期に、安易に与えられたものに手を伸ばす。その安直さが、想像力を殺すのではないかと。

クラスメイトを想像の中で陵辱するような、イマジネーションを駆使したオナニー、通称イマオナを放棄するから、想像力が欠如するのです。人を殴れば痛い。人を虐めれば傷つく。そんな当たり前のことさえ、想像できない体たらくになってしまうのです。

想像力は創造力なんですよね。今でもこの気持ちは変わっていません。

それはそれとして、最近AI生成画像で遊んでいるのですが、ここもプロンプトに想像力を駆使しないと、思い描く画像って作れません。

AI生成なんて、本来人間の技術を放棄した安易な手段なんですけれど、ここに想像力や知識の壁があるのが面白いと思います。

誰でも簡単に作れる画像で、どこまで差別化を図れるのか。

それがAI生成画像の楽しさじゃないかと思い始めました。まだAIで画像を作り始めて数日なので、伸びしろしかありませんが、今後妄想の世界を構築していきたいと思ったり思わなかったりしています。



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