ロゴを付ければどうしようもない画像も「作品」になると信じているぼくです。
何だよ「作品」って。絵画とか彫刻とか、そのどちらでもないインスタレーション、あるいは映像を作品と呼ぶのは当たり前なんだけど、写真を「作品」と呼ぶのは本当に抵抗あるというか、気持ち悪いです。他人の撮ったものを作品って言うのは百歩譲ってヨシとしても、テメェが撮った写真を「作品」って言っちゃうカメコには、心底呆れます。
それ写真やん?みたいな。以前同じ事言ってる方のツイ見て、思わず膝を叩いたよ。ほんと、それ写真やん?
もっとも自分の撮ったものを「作品」って言っちゃう人も、悪気がある訳じゃないんですよね。それは理解してます。その上で気持ち悪い。その上で嫌い。その上でがっかり。
自分の撮った写真を平気で作品って呼べる人って、何も考えてないんですよ。作品という言葉の持つ意味を思考したことがない。だから簡単にそんな言葉使っちゃう。そういう人ってだいたい制作と製作と作成を混同しちゃってる。言葉に敬意を払わず、興味も持たない人間に、何の写真が撮れるのか。要は姿勢の問題なんです。
鑑賞に値する芸術的な意図を持って作られたもの。それが作品なのです。そんな本来の意味を分かっていたら、絶対に撮った写真を「作品」なんて言えない。それでも言えちゃう人は、本当に凄い作品を撮る方か、厚顔無恥なほんまもんのアホ。いや大阪人から言わせてもらえば馬鹿だな。ホームラン級。
その人が使う言葉って、対象と向き合う姿勢が出てくると思ってます。だから表面上しか捉えない人が安易に「作品」って言葉を自分自身に使うのです。そういう人の撮る写真、一見すると良さそうでも、注視すると粗が伝わって来ます。異論はあるだろうけど認めない。だって狭いぼくの世界の経験則だから。
今日は良い写真撮るなぁと思ってた人が、作品って言葉を使っていて失望しました。そんな年始です。あけおめことよろ。出来れば今年こそ死にたいです。
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