2022
12
Nov

ぼくの芸術, 生活雑感

淋しいから風俗でも行くか

初めての俳句集「ドブ臭い血を吐くあとにソーダ水」発売開始しました。電子書籍を出す度に言ってるけど、買わなくていいし読まなくてもいいからね。レンタルしてレンタル!それで最後までページめくって!あ、こいつに関しては買ってもらった方がぼく潤うのかしら?

それはそれとして、どんな本でも一冊作るとアウトプットするものがなくなります。もう空っぽ。すっからかん。すっから母さん(by 植田まさし)次の何かを作るためにもインプットしないとな。

インプットってのは何かしらの情報を脳内に仕入れることですね。普段チョイスしないような映画を見たり、美術展や写真展に行くのが手っ取り早いです。風呂入ったらカメラ持って出かけますか。ツイッタでは毎日毎日、今日こそ出かける!って呟いてるけど、一歩も出てないもんね。人と喋らないと日本語忘れそうだし。日本語も忘れるぞ、油断するな!だってぼくもう英語喋れないもの。最初から喋れないけど!

今週誰かと喋ったっけ?ああSiriとは喋ったな。それ喋ったうちに入るのかい?淋しいから風俗でも行くか。んで淋しい病気でも貰ってくるか。それもある意味インプット!!




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初の俳句集「ドブ臭い血を吐くあとにソーダ水」が発売になりました。

写真俳句というある意味手垢たっぷりの古臭いフォーマットで表現した処女句集です。常々写真俳句とかクソ食らえ!と思っている筆者が、敢えてこのスタイルで出版する矜持が、目にする者のハートをガッチリとキャッチします。渾身の創作という言葉が最も似合う一冊と言えるでしょう。

作者のライフワークである日本的な自然主義文学を、写真と五七五の十七文字に凝縮し魂込めた句集です。

独自解釈された日本の自然主義を写真で表現した時、そこに自主規制というモザイクは不可欠になるのですが、この句集では写真には吐血の一枚しかボカシの処理はされていません。しかし俳句集の根幹たる句の単語にはモザイク処理がなされています。

伏せ字ではなくモザイク。かつてこんな処理を行ったセンシティブな俳句集が存在したでしょうか?

処女句集だけに荒削りで稚拙な感は否めない本作ですが、今後の可能性を十二分に予感させる歌に溢れた一冊です。俳句がよく分からないといった方にもきっと受け入れられる句集といえるでしょう。なぜなら詠んだ作者自身が俳句をよく分かっていないのですから!








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