2022
29
Oct

生活雑感

妄想の世界に閉じこもる幸福

寝る前って毎日空想するんですよ。横になってから小一時間。色々と考えているうちに毎晩眠りに落ちる感じです。

考えるつっても、思索や思考をする訳ではなく、妄想の類いなんですけど。ドラゴンクエスト的な剣と魔法の世界を冒険したり、宇宙戦艦ヤマト2022の波動砲艦隊が海上自衛隊に配備されてて世界を相手に無双したりと、およそ大人が身を委ねるタイプではない稚拙な想像です。

寝る前の妄想は、物心ついた頃から今日までずっと続いてます。寝付きが悪かったり、大人になってからは疲労と重なって不眠症だと診断されたのも、もしかしたらこいつが原因かもしれません。というか、気がついた時には、妄想しないと眠れないカラダになってしまいました。

夢を織る無職生活に突入してから、妄想の頻度は高くなった気がします。妄想の世界に逃げるしか精神の均衡を保つ方法がないからでしょうか?でしょうかって誰に訊いてますか?最近では眠る前だけでなく、歩いている最中にもイマジネーションの世界に旅立っています。むしろ妄想するために散歩するくらいです。

妄想はいい。空想ではなく妄想と言い切っちゃたけど、想像は無限の世界なのが素晴らしいのです。現実がどんなに辛くても、自分自身が構築するイメージの中では幸福の空気しか存在しないのですから。幸福の空気が無限に存在する。何だそのパラダイスは!?って感じでしょ?

最近では起きてる時間の半分以上は空想の中に住んでいます。というかぼくの居場所はもうここしかないのです。妄想の中に宮殿を建てて、外部とのドアに鍵を掛ける。ああ、宮殿の柱は塩でできてました。振り返った結果ですか、そうですか。合掌。

たとえ塩の柱や砂の柱のルインズであっても、そこは紛れもないサンクチュアリ。絶対的な聖域でぼくは王なのです。この宮殿にいる限り、誰もぼくを搾取しない。誰もぼくを欺さない。誰もぼくを裏切らない。そもそも誰も入って来られない。お一人様最高!しかも家賃光熱費無料!

ぼくはね、真面目な話、もう空想の中だけで生きていこうと思ってます。惨めな最期を迎えるとしても、それはあくまで客観的な事実なだけで、ぼく自身のメンタルは幸福に包まれている訳ですから。

世間にはアニメやゲームのキャラを「二次元の嫁!」なんて言ってる人もいますけどね、ぼくの場合はもっと重症ですからね。嫁どころか世界じたいが二次元なんですから。

うん?想像の世界って二次元?四次元?どっちでもいいや。とにかく妄想の中の嫁は暴力をふるわない、暴言を吐かない、世間様に恥をさらさない、それだけで十分です。というか完璧に理想の奥さんですよ。

それにしても想像力は創造力ってのは、けだし名言ですな。


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